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【海賊盤】ブートレグ盤 メーカーオリジナル盤 VS コピーCDR

以前のブログでアクセス数が好評だった記事を、こちらで再掲載していきますf:id:bootlegbootleg:20200927211727p:plain

 

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洋楽を長年聴いてきた方なら、ブートレグ盤という非公式盤の存在はご存じでしょう。邦楽でも、頭脳警察村八分裸のラリーズといった一部バンドのブートレグが制作されて裏で流通しておりました(私が中学生だった91年頃にブート雑誌にブツが載っておりました)。

一言でブートレグといっても、ライブ会場にこっそりと機材を持ち込み客席から録音したものや、ラジオの放送音源を録音した物、関係者から流出した貴重な未発表音源など様々な音源が存在します。

いずれもレコード会社やアーティストの許諾を得ない非公式盤として、一部の取り扱いレコード店などを通して流通してきました。1960年代末期には早くもアナログブートが登場していたらしく、その歴史は古いそうです。

海外は、ブートレグ盤の製造販売に対する罰則がかなり厳しくなったようで、現在は業者の数も減少しているらしい。一方の日本はご存知の通り、ブートを製造販売する業者が西新宿に集中しております。

日本は法的にグレーゾーンである為(海外のアーティストが日本の裁判所に出向き訴訟を起こすことは現実的に難しい)、いつの間にか、ブートと言えば日本製がメインとなりました。まさに美しい国ニッポンでございます。

レコードからCDへの移行が活発化した1990年前後、ブート盤はLP/CD共に1枚4800円、2枚組9800円ほどで販売されておりました。非常に高額で、中にはノイズしか聴こえないような酷い音質のブツも存在しており、購入はリスキーで、ある種の賭けでもありました。

しかし、90年代後半に入るとインターネット、そしてCDR/RWドライブが登場。個人が自宅で気軽にCDRを焼けるようになり、更にはブートを購入しなくてもネット上で音源トレードを容易に行えるようになりました。

インターネット、そしてCDRの登場により、ブート市場は今後大きく衰退することになるだろう!

・・・と、西新宿に店舗を構えるブート業者が連名で発刊していたブート専門雑誌「GOLD WAX」が、雑誌内のコラムで早々と焦りを見せておりました。90年代も後半に入った頃のことでございます。

数年後。21世紀に入りPC本体もCDRドライブも安価になり、各家庭にPCとネットが急激に普及し始めました。GOLD WAXが危惧した通りの展開となったのです。


個人がCDRを安易に複製できるようになった00年代初め。業者製のブートレグ盤を複製した、通称「自家製」コピーブートがヤフオクなどを中心に出回るようになりました。

00年頃のヤフオクは無法地帯で、コピーブートや、コピーですらない個人制作の粗悪なCDRブートがたくさん出品されておりました。

私も、個人が作ったジャーニーの武道館1983を買ってしまいました。画用紙みたいな厚紙にオリジナルデザインのジャケットを印刷した、酷い作りの個人制作CDR盤に2000円くらい払っちまったい・・・f:id:bootlegbootleg:20200503192032p:plain

業者製ブートのコピー盤がヤフオクに大量に出回るものだから、西新宿の某ダイカン9Fのダスト・アンド・ドリームスという、当時、非常に勢いのあったブート業者の中の人が

コピー盤を売っているやつの情報くれ、そいつン所にヤ〇ザ向かわせるから覚悟しとけや!

といった旨の脅迫メッセージを出すなどの騒動も起きました。更には業者製ブートを取り扱う側の一部販売店でも、自分で複製したコピー盤を売りつける店が登場する有様。。

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今から15年以上前ですが、京都の某カム〇ォートという店で「CAMEL - ECHOES KNIGHT」という、BLUE CAFEレーベル製のブートCDRを注文しました。新品3600円でした。

しかし、この店から送られてきたものは、光沢紙ですらない厚紙用紙にインクジェットで印刷されたジャケットとバックインレイ、CDRの盤面もインクジェットで謎のオリジナルデザインが印刷された、雑過ぎる作りのコピー盤でございました。1000円程度ならコピーでもまだ許せるのですが・・・。

腹が立った私は、コピーを送るなよ、本物よこせ!と抗議しました。最初は徹底して拒否していたものの、私がガチでブチ切れた為、最後は渋々コピーを認めて、メーカーオリジナル盤を送ってきました。

私は、ブートに関してそれなりに知識を持っていたので、送られてきた物がコピー盤であるとすぐに見破ることが出来ましたが、知らない人はそのまま騙されていたと思います。もしかしたら、被害者が結構いたかもしれませんね。

 

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この人やあ😱

 

 

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京都の某ジ〇ーズさんもコピー盤を送ってくるお店として知られていました。また、ジャケットデザインとタイトルを変えただけで、中身は業者製ブートのコピーという自家製ブートも販売しておりました。今も同じことをしているのか分かりません。

 

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この大阪の店はコピー盤しか扱っておりません。コピーなのに1CDRで1500円以上するんですよね。廃盤で入手困難のブートなら有難いけど、普通に手に入るブートのコピーで1500円以上は高すぎる。。

ちなみに、この店の中の人は、元々は08年頃からヤフオクで大量にコピーブートを出品しておりました。大儲けされたらしく、ついにネットショップを始めたみたいです。

しかし、各ブート取扱店に住所氏名等がバレておりマークされているそうです。

 

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このネットショップは、Guitars101やDimezoneなどネットの音源投稿サイトからダウンロードした音源をCDRに焼いて、自分でデザインしたジャケットをつけた自家製ブートを販売しております。

やっていることはブート業者と同じようなものですが、この店のブートは他店で買取してもらえない可能性があります。あと、この人はメルカリでも販売しとるねいf:id:bootlegbootleg:20200503192032p:plain

 

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上述のようなコピー販売店や自家製CDRブート販売店が増えたので、業者製ブートを取扱いしている正規販売店が「自家製コピーではありません」と明記しないといけなくなってしまいました。迷惑ですなぁ。

 

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ヤフオクも相変わらずコピーブート天国です。「ALCATRAZZ - LIVE GAMES」はプレス盤で、幾らオークションでも未使用品が即決でこんなに安く買える訳がありません。

 

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案の定、この人の説明文には「非レーベル、コレクターズ品のためプレス盤ではない」という意味不明な説明が・・・。

「コピーです!だから安い!」と素直に書いてくれたほうが、まだ好感が持てるわいf:id:bootlegbootleg:20200503192032p:plain

 

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この3つは同じ出品者です。この人もダウンロード音源を焼いて、自分で作ったジャケットをつけて販売しているようです。

「初音源!?」と書かれていますが、出品物をざっと見たところ、ほぼ全ての出品物は既発盤で登場ている音源であり、初音源でも何でもありませんでした。しかも自家製なのに高いぞ。

コピーや自作なら、ケースや印刷代を含めても原価50円以下ではないかと思われます。1枚500円くらいならアリかなと思いますが、1000円以上はちょっと・・・ボリ過ぎf:id:bootlegbootleg:20200923010431p:plain

 

では、ここでやっと本題です。私が買ってしまったコピー品を一部紹介しましょう!

f:id:bootlegbootleg:20200603123239j:plainまずはこちら。クリストファー・クロスの武道館1983です。左側はオリジナルの2000GFRRレーベル製、右側は大阪のコピーブート業者モノ〇ーンで購入したコピー品です。コピー盤は光沢紙にインクジェット印刷の為、若干色が薄くて鮮明ではありません。

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オリジナル盤はジャケットの裏面も印刷があり、CDRの盤面もカラー印刷されております。一方のコピー盤はご覧の通り。やはりチャチな作りです。

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オリジナル盤はインレイカードの裏面にも印刷があります。

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インレイの背ラベル部分。コピーはやはり色が薄い。さらによく見ると、印刷時のサイズ設定をミスしているのか、文字部分がちょいと途切れてるぞい。

 

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続いてはスネイクピットの1995東京。左側はMETAL SWORD RECORDS / INGRAM SUICIDEレーベルのオリジナル盤。右側は、ヤフオクで長年コピーを出品しておられる宮城県の人のブツ。やはり光沢紙にインクジェット印刷で、色がやけに薄くて褪せております。

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オリジナル盤はCDR盤面に印刷がありますが、宮城コピー盤はご覧の通り。ただ、ジャケットの裏面も一応印刷してくれている点はGood!!

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ちなみに、コピー盤は何故かINGRAM SUICIDEレーベルのロゴを消しております。なぜでしょうか。ばれるとヤクザが家にやって来るん?f:id:bootlegbootleg:20200503192032p:plain

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バックインレイにあったMETAL SWORD RECORDS / INGRAM SUICIDEレーベルのロゴも入らないように編集して印刷されております。この点は大阪のモノ〇ーンのほうが、そのまま印刷してくれているので有難いかな。

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インレイの背ラベル部分。宮城コピー盤はタイトルやカタログナンバーが勝手に変えられております。こんなの嫌じゃ・・・。71392ってなんだろう。注文時に画像ファイルを探しやすいようにファイル名を数字で振っているのかな?

 

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マイコーのスリラー・オルタネイト・・・こちらも宮城コピー屋のやつ。スネイクピットはジャケットの裏面も印刷してあったのに、こっちは何故かしてねえ。

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オリジナルのjamrec recordsレーベルのやつは、ジャケットとインレイの裏側もきちんと印刷があるんですけどねf:id:bootlegbootleg:20200504211358p:plain

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やはり背ラベル部分が改変されております。オリジナル盤はJRM-171とカタログナンバーが入っておりますが、コピー盤はスネイクピットのやつと同じく謎の数字だけ・・・。

・・・と、ざっとコピー盤について紹介しました。ヤフオクでコピー盤を売っている人や、コピー盤オンリーの販売店、ダウンロード音源を焼いた自家製ブートを販売している輩のブツは、値段が高いわりに作りが雑だし、お店でも買取してもらえません。

コピーでもいいんだけど、もうちょい値段を下げて欲しいなあ。そうしたらアリだと思います。500円ワンコインで!夜露死苦f:id:bootlegbootleg:20200928150858p:plain

 

 

 

おまけf:id:bootlegbootleg:20201113003013p:plain

 

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某フリマアプリに「西新宿製ブート1点もの」と書いて新作ブートを安い価格で多数出品している人がおりまして・・・。

出品者は大阪となっており「大阪なのに西新宿??怪しいぞ、大阪のブート販売店なんて数えるほどしかないのに・・・コピーか?」と勘ぐってしまいました。

でも、画像を見ると間違いなくメーカー製の本物だったので、試しに1枚ぽちっと買ってみました。

で、届いたので確認してみると、やはり間違いなくメーカー製でした。匿名配送ではなく普通に郵送してきたので、送り主の名や住所は全て封筒に記載されておりました。それがどこかで見覚えがある名前だったんですよね・・・。なんで見覚えがあるのだろう・・・なんでだろう、なんでだろう・・・。

 

 

 

ぴこーん!f:id:bootlegbootleg:20200928150843p:plain

 

 

以前に書いた、大阪のコピー盤ショップ運営者の名だ!脳細胞が死滅しまくっているけど思い出したぞ!f:id:bootlegbootleg:20200922204708p:plain

 

その人は、今ではネット上で2店舗を運営しております。以前はヤ〇オクや楽オクにも多数出品しており、取引評価の数から、売り上げは年間1000万円を超えているはずだと指摘もされていました。

今もネットショップで大儲けているのではないでしょうか。ブート屋が作ったCDを家でRにコピーして売るだけだから殆ど丸儲け・・・ええなあ、ワシもやりてえっすf:id:bootlegbootleg:20200923010431p:plain

でも、各ブートメーカーや販売店は、この人をブラックリストに入れて情報共有しているはず。この人は自身で購入できない状況になっており、どうやら他の人に代理購入をさせて新作ブートを仕入れているみたいです。という、どこぞの情報です。

実際にコピーブート販売店の運営者から本物のメーカー製ブートが送られてきた訳で、とにかくこりゃビックリだべよ。新作を仕入れてイメージファイル化、ジャケット・インレイはスキャン。

音源と画像データをコピってHDDに保管したら本物は用済みとなり、某フリマアプリで売却か・・・。ヤフ〇クは通報されまくりで何度もIDが削除されており、恐らくブラックになっていると思われる。その為、オクでは出品・売却できないのでしょう。それでメ〇カリーで・・・f:id:bootlegbootleg:20200923010431p:plain

まあ、ブート盤自体も本来は違法というかグレーだし、グレーなブツをコピーしてグレーな商売をしているのだから、どっちもどっちと言えばそうかもしれない。

件のコピー業者の人は、ヤフ〇クをメインに商売していた頃「売り上げた金額を申告してないはず。脱税だ!」と散々指摘されていましたが、今は古物商許可を取得しておりきちんと納税しているみたいだから、まあ・・・。

でも、古物商許可を取っていると商品の仕入れ費用は全て経費にできるんだっけ。すると、メーカー製ブートの購入費用は全て経費になっているのかな。

まあ、何でもいいや。もうブートなんぞどうでもよくなってきた。私も所有しているブートを全部イメージ化して処分しよう・・・今さらブートCDを高い金を出して買うのもバカバカしい。CDはオフィシャル盤だけ残しておけばいいかなあ。