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ALL ABOUT EVE 1985-1991 Live & Demos Bootleg

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ジュリアン・リーガンを中心とした英国のゴシック・ロック・バンド、オール・アバウト・イヴブートレグやアングラ音源を紹介します🤗

後にAAEの中心人物となるジュリアンは、音楽ジャーナリストを目指して19歳の時にロンドンに移住。半年後、音楽雑誌「ZigZag」のフリーランス記者として働き始めた。初の仕事は、ジュリアンが普段からライブを観に行っていたGene Loves Jezebel(ジーン・ラヴズ・ジザベル)のインタビューだったそうだ。

インタビュー後、Gene Loves Jezebelのアストン兄弟と連絡を取り合うようになり、1982年2月、ジュリアンはベーシストとしてGene Loves Jezebelに参加。バンドのデビュー・シングル"Shaving My Neck "でミュージシャンとしてデビューした。

1983年、Gene Loves Jezebelを脱退。その頃「ZigZag」も廃刊となり、ジュリアンはバイトをしながらデモテープを録音。英国のインディー・レーベル4ADに送ると、4AD設立者のアイヴォ・ワッツ=ラッセルは、X-Mal Deutschland(Xマル・ドイッチラント)の元メンバーManuela Zwingman(マニュエラ・ツヴァ)にテープを聴かせた。

テープを聴いたマニュエラはジュリアンと新しいバンドを作りたいと考え、ジュリアンと連絡を取った。1984年2月のことだそうだ。2人はこの後、ザ・スウォームというバンドを結成する。

英国音楽雑誌メロディー・メイカーにメンバー募集の告知を出し、ティム・ブリッチェノ(gt)、ジェームス・リチャード・ジャクソン(b)がバンドに加入。長期間に渡るリハーサルを繰り返しデモテープが完成。

このデモテープには"D For Desire", "This Isn't Heaven", "A Trembling Hand", "Fate Flies", "No Sleep Until Dawn"といった、後にオール・アバウト・イヴとしてレコーディングされる曲が含まれていた。

バンドは各レコード会社にテープを送り、結果、Red Rhinoと契約を結ぶ。デビュー・シングルのレコーディングを終えた所でマニュエラは出産の為にバンドを離脱。ジェームスも別の仕事に就いた為にバンドを脱退した。ザ・スウォームはこうして15か月間で崩壊。ライブ活動は一度もなかったという。

バンドを存続させる為、ジュリアンとティムはメンバーを新たに募集。The Aemotii Criiというバンドで、かつてティムと共に活動していたアンディ・カズン(b)が加入。ドラマーは決まらなかった為、ドラムマシンを使うことになった。そしてバンド名を古典映画のタイトルから取ったオール・アバウト・イヴへと変更した。

1985年7月、オール・アバウト・イヴとして「D For Desire / Don't Follow Me」をリリース。2か月後の9月5日、Pindar of Wakefieldというパブで、バンドはCatshowのサポート・アクトとして初ライブを行った。

この後、シングル・リリースとライブを重ね、着実に人気を獲得していったイヴは、1987年、10万ポンドの契約金でフォノグラムと契約を結ぶ。88年2月には元ヤードバーズのポール・サミュエル・スミスのプロデュースで1stアルバムをリリース。英7位を記録し成功を収めると、その後の活躍はご存知の通り。

ここでは、オール・アバウト・イヴブートレグ盤やアングラ音源を、詳しいレビューはせずに簡単にてきぱきと紹介していきます!

 

 

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STUDIO DEMOS 1985-1986

1. All Of Our Faces
2. Love Leads Nowhere
3. Understand
4. No Eden
5. Heaven
6. End Of The Day
7. In The Clouds
8. End Of The Day
9. In The Clouds
10. Another Door
11. Understand
12. Angel

未ブート化音源。1985年後期~1986年初期に記録されたと思われるスタジオ・デモ音源をサウンドボード録音で収録。

1985年9月5日のデビュー・ライブ時に演奏された曲の多くが収録されている点と、ドラムマシンを使っていることから、デビュー・ライブ前後に録音されたものと私は想像している(ドラマーのマーク・プライスが加入したのは1986年2月頃の為)。

また、2ndシングル"In The Clouds"も収録されているなど、時期も、演奏メンバーも特定が困難だ。実際の所は永遠に謎のままなのだろう。

メジャー・デビュー時の1stアルバムと比べると、各楽曲の完成度はまだ低い印象だ。それが逆に80年代インディー・シーンの香りをプンプンと漂わせており、アンダーグラウンドなイヴの魅力が詰まった音源と言える。それでは音源をどうぞ。


demos 1985-1986

 

 

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UNDERGROUND 1986. 1. 16

1. Heaven
2. In The Clouds
3. Where Will You Find It?
4. Angel
5. Another Door
6. Love Leads Nowhere
7. Suppertime
8. End Of The Day
9. Don't Follow Me

未ブート化音源。1986年1月16日クロイドン・アンダーグラウンド公演をオーディエンス録音で収録。データが正しければ、恐らくデビューから10公演目に当たる音源。

1986年の初ライブで、1月はこの1公演しか行っていないようだ。この時点ではドラマーのマーク・プライスは未加入と思われる。音を聴くと、ドラムマシン(というより音からしリズムマシンかな?)を使ってライブを行っているようだ。

"End Of The Day"では、カウントからリズムがスタートするが、演奏を合わせるのをミスしたらしく一度ストップして、カウントから再度スタートしている。演奏は、プロの基準にまだ達していないような危うさだが、楽曲も含めてアングラ臭が漂うこの時期のイヴは、メジャーデビュー後にはない別の魅力をまとっている。

セットリストは、デビューライブと新曲が半々ずつ混ざったような内容に変化している。サポートとしてのライブらしく、時間は30分少々と短いが、デビュー間もないイヴの魅力が詰まった音源。では音源をどうぞ!


underground 1986

 

 

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STUDIO DEMOS 1986

1. Flowers In Our Hair
2. In The Meadow
3. Apple Tree Man
4. Every Angel
5. Our Summer
6. Lady Moonlight
7. Shelter From The Rain
8. Like Emily
9. Never Promise (Anyone Forever)
10. Paradise
11. Dream Now

1986年にロンドンで記録されたスタジオ・デモ音源をサウンドボード録音で収録。こちらも詳しいデータは分かっていない(海外のユーザーが、この音源についてFacebookからジュリアンに質問をしたらしいが返答はなかったという)。

1stアルバムに収録される曲のプロト・タイプが多数収録されている。上段のデモ音源と比べて楽曲の質が大幅に向上しており、バンドの作曲能力が確実に進歩していることが分かる。音質はあまり良くないが聴き応えのある音源。では、音源をどうぞ。


demos 1986

 

 

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ROCK CITY 1987. 8. 23

1. Every Angel
2. Our Summer
3. In The Clouds
4. Gypsy Dance
5. Shelter From The Rain (with Wayne Hussey)
6. Flowers In Our Hair
7. Wild Hearted Woman
8. In The Meadow

未ブート化音源。1987年8月23日ノッティンガム・ロック・シティ公演をオーディエンス録音で収録。投稿者によると、1st GENのカセットテープより音声ファイル化したものだそうだ。

同年4月にメジャー契約を結び、この時点でプロデューサーに元ヤードバーズのポール・サミュエル・スミスを迎えて1stアルバムのレコーディングを開始している。セットリストも1stからの曲が並び、演奏やパフォーマンスも完成されつつある。

セットが短いのはThe Missionのサポート・アクトの為だが、それにしても他の日と比べセットが少なく演奏時間が短いので、もしかしたらカットがあるのかもしれない。それでは音源をどうぞ!


rock city 1987

 

 

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ROCK CITY 1988 (Uxbridge 395)

1. Intro.
2. Every Angel
3. Candy Tree
4. Never Promise (Anyone Forever)
5. In The Clouds
6. Flowers In Our Hair
7. Shelter From The Rain
8. Wild Hearted Woman
9. More Than This Hour
10. What Kind Of Fool
11. In The Meadow (Encore)
12. Our Summer
13. Every Angel

Julianne Regan : vo
Tim Bricheno : gt
Andy Cousins : b
Mark Price : dr

Uxbridgeレーベル1CDR。1988年2月15日ノッティンガム・ロック・シティ公演をオーディエンス録音で収録。同日公演の音源はテーパー間で出回っているが52分ほどの収録時間で音質も平均的。本作は一切出回っていない音源で収録時間は56分、録音者は英国の有名なテーパーCrazy S.氏。以下、Beatleg誌レビューより。

ファースト・アルバム「ALL ABOUT EVE」のリリース日の1988年2月15日のライブを収録したブートが初登場しました。ツアー序盤の2月は、3月にリリースされるシングルの 「Every Angel」を最初と最後に演奏していました。その「Every Angel」のシングルB面曲にもなる「More Than This Hour」も演奏しています。残念ながら、この日のジュリアン・リーガンのボーカルは万全ではなく、本人も高音が出ないことを詫びています。しかし、音質は良いし、貴重な時期の音源です。

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ジャケットの裏面とCDR盤面。では音源をどうぞ!


rock city 1988 pt.1


rock city 1988 pt.2

 

 

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LEEDS 1988. 2. 18

1. Intro : What Kind Of Fool
2. Every Angel
3. Candytree
4. Never Promise (Anyone Forever)
5. In The Clouds
6. Flowers In Our Hair
7. Shelter From The Rain
8. Wild Hearted Woman
9. This Hour
10. What Kind Of Fool
11. In The Meadow
12. Paradise
13. Our Summer
14. Every Angel

未ブート化音源。1988年2月18日リーズ・ポリテクニック公演をオーディエンス録音で収録。上の「ROCK CITY 1988」から3日後の公演。それより音質は劣る。セットリストや演奏内容は同じだが、演奏自体はこちらのほうが良い。

ちなみにイヴは、ツアー開始直前の1月31日にシークレット・ギグと言う形で、なんとロバート・プラントのサポートを務めたそうだ。イヴの演奏を聴いたプラントは何を感じたのだろうか。では音源をどうぞ!


leeds 1988 pt.1


leeds 1988 pt.2

 

 

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UNDERWORLD 1991

1. Intro
2. Strange Way
3. Share It With Me
4. Wishing The Hours Away
5. Touched By Jesus
6. Farewell Mr. Sorrow
7. Hide Child
8. The Dreamer
9. Are You Lonely
10. The Mystery We Are
11. Rhythm Of Life
12. Every Angel
13. It's All Too Much

Bonus Track
Radio Live Performance
14. Farewell Mr Sorrow
15. Share It With Me
16. Are You Lonely

Julianne Regan : vo
Andy Cousin : b
Mark Price : dr
Marty Willson-Piper : gt

BONUS CDR。1991年8月27日クロイドン・アンダーワールド公演をサウンドボード録音で収録。上段「ROCK CITY 1988」を購入するとついてくるCDR。20年ほど前、Ayanamiレーベルからリリースされた同タイトルの復刻版。

この日の音源は、オーディエンス音源がテーパーの間で出回っているが、どういう訳かSBD音源は出回っていないようだ。では、当時のメーカーインフォをどうぞ。

日本でもカルト的な人気を誇るALL ABOUT EVEの1991年発表のサードアルバム「Touched By Jesus」に伴う英国ツアーの初日、8月27日のロンドンのライブハウス、アンダーワールドでのライブが高音質・ステレオ・サウンドボード・初登場です!

英ブリティッシュ・ロックの伝統的なトラディッショナル・サウンドをベースにジュリアンヌ・リーガンの美しくも清楚なボーカルが絡む様はまさに絶品の一言です。英国メディア、ファンから絶大な支持を受けながら、日本では一部の通向けの雑誌以外、あまり音楽メディアやジャーナリズムから取り上げられる ことはありませんでしたが、そのハイレベルな表現力、日本人好みの湿り気のあるサウンドと力強い展開、そして確実に存在する英国伝統のクラシカル・サウンドは、未だに多くのファンを虜にして離さないバンドです。

デビューは1985年、3枚のシングルをインディ・レーベルから発表した後、1987年、当時、大人気だったTHE MISSIONの英国ツアーのサポートを経験、翌年、満を持して発表されたファーストアルバムはNMEチャートで第6位と大健闘。1989年、セカンド 「Scarlet And Other Stories」を発表。その人気を不動なものとします。

本ライブは、サードアルバム「Touched By Jesus」ツアーの初日であること、ギターがオリジナルメンバーのティム・ブリッチェノからマーティ・ウィルソン・パイパーに代わっての初のライブと言うことで非常に貴重です。

全編に渡って高品質なサウンドボード録音で収録されており、初めてこの美しいAAEワールドを体験される方でも問題なく楽しむことが出来る素晴らしい内容になっています。その生々しいサウンドはオフィシャル・アルバム以上にバンドの魅力をストレートに伝えてくれるでしょう。ボーナス3曲もラジオライブでのアコースティック演奏を高品質なライン録音で収録。約73分、たっぷりと楽しめるお薦めの1枚です。

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ジャケット裏面とCDR盤面。では音源をどうぞ!


underworld 1991 pt.1


underworld 1991 pt.2

 

 

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BLESSED BY ANGELS (KTS-073)

1. The Dreamer
2. Touched By Jesus
3. Matha's Harbour
4. Candy Tree
5. Wild Hearted Woman
6. Never Promise (Anyone Forever)
7. Flowers In Our Hair
8. Martha's Harbour
9. Every Angel
10. In The Clouds
11. In The Meadow

KISS THE STONEレーベル、プレス盤1CD。トラック1-3に1991年のライブを、トラック4-11に1988年10月29日ハマースミス・オデオン公演を、それぞれサウンドボード録音で収録。同レーベルのカタログには"EUROPE1991/1988"とだけ記載されている。イヴ唯一のプレス盤ブートと思われる。

88年の音源は"BBC IN CONCERT"用に収録された音源で、音質からトランスクリプション・ディスクからコピーしたものと思われる。

91年のSBD音源は、9月15日ロンドン・タウン&カントリークラブ公演が存在しているが、音源を所有していない為、それと同じかどうか分からない。もう1つのSBD音源である上段「UNDERWODLD 1991」とは違う音源であることを確認している。

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ジャケット裏面、CD盤面。

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ジャケットは折り込みタイプ。裏面。では音源をどうぞ。


pt. 1


pt. 2

 

 

おまけ
KISS THE STONEレーベルの初期ナンバーカタログ

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以上でオール・アバウト・イヴブートレグ盤紹介は終わりです😊